◇「梅若会別会能 偲ぶ会」 於・梅若能楽学院会館(東京都中野区東中野)
平成29年11月23日(木・祝) 10:30開演 15:30頃終了予定
舞囃子「当麻」 梅若玄祥 師
能「大原御幸」 梅若長左衛門(ツレ 松山隆之)
能「恋重荷」 梅若紀彰
(他 狂言、仕舞数番)
この秋の別会能は御先代ご兄弟を偲ぶ追善公演です。
「当麻」は、奈良県当麻寺に伝わる「中将姫説話」をもとにした世阿弥の作品。
・今回は舞囃子で、曼荼羅を舞台上に描いたかのようなクライマックス部分をダイジェストでご覧頂きます。
「大原御幸」は、平家物語の最終巻「灌頂巻」を典拠とします。
・壇ノ浦の戦いの後、残された建礼門院の隠棲地・寂光院に後白河法皇が訪れ、これまでの様子が静かに物語られます。
それらは極楽往生を願う人々の想いへと表現されてます。
「恋重荷」は、身分による叶わぬ恋を主題とする世阿弥の代表作の一つです。
・卑賎の老人が女御に恋をするという、現代では想像難い程の格差を骨格に恋心の苦しみを表現します。
恋死ぬ老人がやがては女御の「葉守の神(守護霊)」となることを告げ終曲します。
浅くはストーカー、深くは純愛の一曲です。
何れも特別公演らしい大曲構成、是非お見逃しなく。
正 面 席(10,000円)
正面横席(9,000円)
自 由 席(8,000円)