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  • 梅若会 定式能 10月公演 「半蔀」「阿漕」

    半 001

    よろしくお願いします。

     ~梅若会 定式能~ [ 半蔀 ・ 阿漕 ]
    平成25年10月20日(日) 13時開演  梅若能楽学院会館 (東中野)

    当日内容
     能 「半蔀」 松山隆之  地頭 山崎正道
     狂言「鐘の音」 山本東次郎 (人間国宝)
     能 「阿漕」 小田切康陽  地頭 梅若玄祥 (芸術院会員)

    指定席 8000円(正面のみ・当日不可)
    自由席 7000円

    此のたび、先月に引き続き「源氏物語」関連の能を務めます。
    先月の「御息所」によって命を落とした「夕顔ノ君」をシテとする「半蔀」。

    能では「夕顔」という人物をシテとする曲目に「夕顔」と「半蔀」がありますが
    「夕顔」は一人称的な能で、「半蔀」は三人称?
    夕顔の宿を主題に光源氏を夕顔の霊が当て振るという、鬘物。

    明暗の使い分けを丁寧に心掛けたいと思います。

    松山に直接ご連絡頂きました際には「割引・解説付き」の特典をご用意いたします。

    是非ともお運びください。

    当日、11時より研究公演「能・巴」(入場無料)もございます。

    取り急ぎ。


  • 「ほのぼ能」にご出演頂く先生方のご紹介

    9/21「ほのぼ能」にご出演頂く先生方です。

    よろしくお願いします!

     解説 金子直樹

     仕舞「鞍馬天狗」
        松山絢美(5歳)

     仕舞「山姥 キリ」
        松山隆雄

          地謡 鷹尾維教
             小田切康陽
             山中迓晶
             土田英貴

     

     仕舞「清経 クセ」
        梅若玄祥

         地謡 山崎正道
             鷹尾章弘
             谷本健吾
             土田英貴

     

     狂言「伊文字」
        山本東次郎
        山本泰太郎
        山本凜太郎

     
     能 「葵上 替ノ型・替装束」
       シテ(六条御息所ノ生霊)
        松山隆之
       ツレ(照日巫女)
        川口晃平
       ワキ(横川小聖)
        則久英志
       ワキツレ(大臣)
        野口琢弘
       アイ(臣下)
        山本泰太郎

         笛   松田弘之
         小鼓 幸 正昭
         大鼓 亀井広忠
         大鼓 小寺真佐人

         後見 梅若長左衛門
             小田切康陽

         地謡 梅若玄祥
             梅若紀彰
             松山隆雄
             山崎正道
             鷹尾維教
             鷹尾章弘
             山中迓晶
             谷本健吾
       


  • 9月21日 ~緑翔会 能ノ会~ [ ほのぼ能 ] ご案内

    能楽師 松山隆之です。

    本年、緑翔会 能ノ会の立ち上げを決起し、その名を「 ほのぼ能 」と名付けました。

    「ほのぼ能」ノ事

    「ほのぼの」には「ほんのり暖かい、ほんのり心暖まる、ほのかに明るい、うすうす。」といった幽玄に近い感覚が詰まった言葉だと思っています。

    能楽が皆様の心に「ほのぼのと沁み入る」。そんな想いを込めました。

    「葵上」ノ事

    立ち上げ初回の公演となる今回の課題曲には 「 葵上 」 を選曲致しました。

    この曲のシテは源氏物語の 六条御息所 です。
    高貴な女性の執心を映し出すこと、内面の充実による表現が強く求められる一曲です。

    源氏物語を主題にする演目は数多ありますが最も有名な曲と言っても過言ではない「葵上」。

    その物語は、舞台に一枚の小袖が据え置かれ、これを病床の葵上とする独特の演出から始まります。
    光源氏の正妻・葵上は原因不明の病に伏せます。
    その原因を明かす梓弓の使い手である巫女は生霊を呼び寄せます。
    その正体は六条御息所であり、嫉妬のあまり葵上を責め打つ有様です。
    物の怪の正体が明らかとなり、横川小聖は祈祷を行い、あさましい鬼の姿の御息所の生霊と争います。
    ついには小聖によって御息所は心を和らげ姿を消します。

    この曲は世阿弥(生誕650年)による古作改作説があります。
    典拠は『源氏物語』でありますが、筋立ては自由で妖艶な源氏物語的な独創性に溢れています。
    賀茂祭での御息所と葵上との間に起きた「車争い」は御息所をシテとするもう一曲の「野宮」にも表現される事件です。
    御息所は車と共に心も壊され自身では抑えることの出来ない程の苦しみを抱える事となりました。
    分類こそは四番目・五番目と強い表現に属しますが「御息所(先ノ皇太子妃)」の能として「位高い趣向」も楽しめます。

    巫女と生霊。
    仄暗い世界観を創り出すには打ってつけの人物達の登場。

    前場に使用される能面「 泥眼 」は上村松園の「 焔 」の題材になっているエピソードも耳にします。
    生霊になってしまう程に源氏への想いに苦しむ御息所の葛藤。
    その想いの強さを後場では「 般若 」によって現わされます。

    当日には昨年同様に師である芸術院会員・梅若六郎玄祥師、並びに人間国宝・山本東次郎師にご出演を賜り見所の多い一日をご用意致しております。

    ご多忙の事とは存じますが、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

    ~緑翔会 能ノ会~ [ ほのぼ能 ] 立ち上げ公演

    平成25年9月21日(土)   13時開演 16時終了予定
    於・梅若能楽学院会館
    東京都中野区東中野2-6-14

    当日内容

    • 仕舞「鞍馬天狗」 松山絢美(長女・5歳)
    • 仕舞「山姥 キリ」 松山隆雄(父)
    • 仕舞「清経 クセ」 梅若玄祥(芸術院会員)
    • 狂言「伊文字」 山本東次郎(人間国宝)
    • 能 「葵上 替ノ型・替装束」 松山隆之

    SS席6,000円  S席5,000円
    A席4,000円  学生席(A席のみ)3,000円

    その他、お気軽にお問い合わせ下さい。

    平成二十五年 八月 吉日                               松山隆之 拝

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