平成29年7月16日(日) 13時開演 17時頃終了予定
「梅若会定式能」 於・梅若能楽学院会館 (東京都中野区東中野)
能「弱法師 盲目之舞」、能「籠太鼓」、能「野守 黒頭」(他 狂言、仕舞数番)
能「弱法師 盲目之舞」は父・松山隆雄が務めます。
私は「弱法師 盲目之舞」の地謡、「野守 黒頭」の後見を務めさせて頂きます。
※出演楽師へのお申し込みは、事務局購入より千円引きでのご提供です。
また、お申し込み以外にもご連絡をお待ちしております。
能楽シテ方観世流 松山隆之
平成29年7月16日(日) 13時開演 17時頃終了予定
「梅若会定式能」 於・梅若能楽学院会館 (東京都中野区東中野)
能「弱法師 盲目之舞」、能「籠太鼓」、能「野守 黒頭」(他 狂言、仕舞数番)
能「弱法師 盲目之舞」は父・松山隆雄が務めます。
私は「弱法師 盲目之舞」の地謡、「野守 黒頭」の後見を務めさせて頂きます。
※出演楽師へのお申し込みは、事務局購入より千円引きでのご提供です。
また、お申し込み以外にもご連絡をお待ちしております。
平成29年6月18日(日) 13時開演 17時頃終了予定
「梅若会定式能」 於・梅若能楽学院会館 (東京都中野区東中野)
能「通盛」、能「芭蕉」(他 狂言、仕舞数番)
私は「通盛」のツレを務めさせて頂きます。
※出演楽師へのお申し込みは、事務局購入より千円引きでのご提供です。
また、お申し込み以外にもご連絡をお待ちしております。
「梅若会別会能」 於・梅若能楽学院会館(東京都中野区東中野)
平成29年3月19日(日) 11時開演 16時頃終了予定
能「砧」、能「山姥 白頭 長杖」(他 狂言、仕舞数番)
「別会能」は、一門の特別公演となり充実の内容をお届けさせて頂きます。
この度は世阿弥の代表作二番が予定され、楽しみな一日です。
是非とも御寄せください。
おおよそのタイムテーブルは
11:15頃 能 「 砧 」 シテ 小田切康陽
13:20頃 狂言「鬼 瓦」 シテ 三宅右近
14:10頃 能 「山 姥」 シテ 山崎正道
中途入退場が可能です。
※ご用命は松山まで
国立能楽堂公演のご案内です。http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/nou/2016/26157.html?lan=j
第26回 能楽若手研究会 東京公演「若手能」
平成29年3月4日(土)13:00開演
能「吉野静」、狂言「文蔵」、能「須磨源氏」
この度、「須磨源氏」のシテを務める機会に恵まれました。
地頭は梅若玄祥先生です。
能「須磨源氏」は光源氏をシテとする演目です。
在世の執心に再び須磨に降り立ち歌人と心を通わせる優美な一曲です。
是非お寄せ下さい♪
平成29年2月4日(土) 14:00開演 16:30頃 終了予定
能の五番 朝薫の五番「生贄」「孝行の巻 (組踊)」 於・横浜能楽堂
http://ynt.yafjp.org/schedule/?p=1963
今回の催しは横浜能楽堂による[能楽と組踊の共演](共にユネスコ無形文化遺産)を楽しむ特別企画です。
能[生贄]は昭和62年に復曲された演目で私も小学6年生で子方を務めた復曲能です。
今回は私が母(ツレ)を、絢美が姫(子方)を務めます。
復曲能が世代を越えて役替え上演される事は稀で、注目の機会となります。
また、沖縄の伝統芸能の精髄であると言われる組踊は、1719年琉球王朝時代での上演記録が残り、
宮廷芸能の中核として沖縄独自の歴史と文化風土に培われ磨かれ継承されてきました。
これまでに、明治の廃藩置県、悲惨な沖縄戦後の米軍統治の時代により沖縄は伝統文化や伝統芸能にとって多難な時代を送りつつも、
現在は国の重要無形文化財(総合指定)に認定、さらには能楽・人形浄瑠璃文楽・歌舞伎・雅楽等と共に「ユネスコ無形文化遺産」の認定を受けています。
残席僅かとなります。
直接、横浜能楽堂へ、もしくは私までご連絡ください。
新年1月9日(月・祝)の公演のご案内です。
「梅若会定式能 初会」13:00開演
能「翁」、能「小鍛冶 黒頭」(他 狂言・仕舞三番)
梅若会の初会です。
この度、翁にて「千歳(ツレ)」を務めます。
「翁」の内容はこちらをご参照ください ↓↓↓
http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_067.html
「小鍛冶」の内容はこちらをご参照ください ↓↓↓
http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_037.html
是非お寄せ下さい♪
鑑賞券
正面指定席 7千円
自由席 6千円
※出演楽師へのお申し込みは、事務局購入より千円引きでのご提供です。
また、お申し込み以外にもご連絡をお待ちしております。
今月12月18日(日)の公演のご案内です。
「梅若会定式能」13:00開演
能「景清」、能「大般若」、狂言「素袍落」、他 仕舞二番
おおよそのタイムテーブルは、
13:00 能 「景 清」シテ 梅若玄祥師
14:15頃 狂言「素袍落」シテ 三宅右矩氏
14:40頃 仕舞「二 番」梅若紀彰氏、松山隆雄(父)
15:10頃 能 「大般若」シテ 角当直隆氏、(飛天 松山隆之)
16:30頃 終演
梅若会の納会です。
玄祥先生の能が定式で観られます♪
景清の内容はこちらをご参照ください ↓↓↓
http://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_066.html
「大般若」は室町期に上演記録が残る作品で、昭和58年、玄祥師の復曲第一作という記念の演目です。
物語は「西遊記」などの三蔵法師の経典探求の旅にちなんだ内容です。
西遊記というと孫悟空を連想される方が多いと思いますが、この曲は沙悟浄に関する物語です。
ワキに三蔵法師が登場しますが、孫悟空や猪八戒は出来てきません。
天界を追われて下界(流砂)で人を喰らう妖仙となっている沙悟浄(深沙大王)が
大般若経(般若心経)を三蔵法師に伝え自らも守護神となるのです。
多彩な囃子や舞を織り交ぜた華やかな作風に設えてある見た目にも華やかな一曲です。
是非お寄せ下さい♪
松山までお申し込み頂きますと「景清」「大般若」二曲の詞章をプレゼントします♪
鑑賞券
正面指定席 7千円
自由席 6千円
※出演楽師へのお申し込みは、事務局購入より千円引きでのご提供です。
また、お申し込み以外にもご連絡をお待ちしております。
梅若会別会能のご案内
2016年11月20日(日)11:00開演
能「俊寛」、能「羽衣 彩色」、能「望月」、狂言「呂蓮」(他 仕舞二番)
おおよそのタイムテーブルは
11:00 能 「俊 寛」シテ 松山隆之
12:15頃 狂言「呂 蓮」シテ 野村萬斎氏
13:00頃 能 「羽 衣 彩色」地 梅若玄祥師
14:30頃 仕舞「二 番」玄祥師、長左衛門師
14:45頃 能 「望 月」
中途入退場出来ます。
「別会能」は、一門の特別公演となり充実の内容をお届けします。
この度、私は「俊寛」を披かせて頂きます。(披キとは節目曲の初演を指します。)
「俊寛」は歌舞伎や浄瑠璃などにも派生した一曲で、平家物語を題材に「鹿ケ谷の陰謀」によって流罪となった俊寛僧都の孤独を現します。
この日は野村萬斎氏とのシテ共演ともなり、とても楽しみな一日です。
是非お寄せください。
鑑賞券
正面指定席 1万円(残席僅かです。)
自由席 8千円
他
ご用命は → https://honobonoh.com/?page_id=80
こちらからご用命頂きますと松山特製の観能解説をお届けします♪
また、お申し込み以外のご連絡もお待ちしております。
「第二十九回相模原薪能」では能・狂言の他に「独吟」が上演されます。
能楽を共に歩む「狂言」と「能」の違いを考えると、能には必ず囃子が入る。
ここが能と狂言と大きく区別される部分だと思います。
能は「囃子・謡・所作」を統合した形を上演する事に重きを置いています。
その長~い歴史の中で、演目の一場面だけを抽出して舞台で再現するという「好いとこ取り」もアリだよね、となったのが現代に続く、「能以外のもの達」です。
能であって一番ではない、「独吟」「仕舞」「一調」「居囃子」「舞囃子」などなど。
大別すると、装束の有無となりますが、独吟ともなると「ただ独り」で舞台の一場面を謡い表現します。
そこには狂言の話芸に現れる囃子を見せずに拍動(リズム)を表すのと同様に、
能の謡にも囃子抜きで表現出来る躍動感への挑戦が存在します。
現代風に言うと「アカペラ」とか「子守歌」とかが同種なんじゃないかなぁと勝手に思うのですが。
今回ご紹介する梅若玄祥師(芸術院会員・人間国宝)の舞台「独吟 勧進帳」。
能「安宅」から、安宅関で関守・富樫との対決に弁慶が即席の勧進帳を読み上げるという一場面。
能では巻物をひらき、富樫の疑心を受けながら弁慶が豪壮に読み上げるくだりです。
独吟では、舞台に居ついて(正座して)ただ独り、謡います。
勧進帳は「三読物」と特別に扱われている謡でもあり、その詞章の躍動感(序破急)は格別です。
能「小鍛冶」の登場人物をご紹介します。
ワキツレ 橘道成
ワキ 三条宗近
シテ 稲荷明神 (前場)化身・(後場)本体
間狂言 宗近ノ下人
作者不詳のこの作品ですが物語の解り易さからも人気曲の一つに数えられています。
そこで、魅力の一つとしてワキを紹介してみたいと思います。
まず、曲名が主人公(シテ)ではなく助演(ワキ)にまつわる「小鍛冶」であること。
小鍛冶とは刀工を指す言葉で、この曲が刀に一貫した演目であり、宗近を中心に作風立てられていることを表しています。
過去に「稲荷」という別の作品があったので区別する為だったことも考えられます。
小鍛冶のあらすじは、
一条院からの勅使・橘道成公は、時の名工・三条住まいの宗近さんに一刀献上するように宣下します。
命を賜った宗近さんには望むべき相槌の者がいなかったので、氏神さまの「稲荷明神」に祈願します。
すると遠くから宗近に言葉をかける少年が現れ、刀にまつわる故事を語った後に鍛刀支度を命じ消えてしまいます。
やがて支度の整った宗近が心中に祈念しつつ鍛冶に臨もうとすると、勇壮かつ快活に明神が来現します。
そして共に仕上げた刀「小狐丸」を勅使に献上した明神は東山へと帰って行きます。
ちなみに能「稲荷」は、
紅葉狩をしていた和泉式部に恋慕した亡霊をシテとする能で、現行の通小町や玉鬘を混ぜ合わせた執心物だったようです。
詞章には都人の絢爛さや都の景色がを大きく取り上げられています。
こちらも作者不詳ですが古今著聞集から典拠した作品で、稲荷違い。
さてさて戻って、宗近さん。
宗近は「日本刀の変革のはざま」を生きた人です。
日本刀が直刀から反りのある湾刀に変化した時期の代表的名工として名を遺す人で、現代でも奈良県にお店が続いています。
宗近は一条天皇の治世(10世紀末頃)の刀工で史実に残る人物で、名刀の記録集、観智院本銘尽「一条院御宇」の項に、
「宗近 三条のこかちといふ、後とはのゐんの御つるきうきまるといふ太刀を作、少納言しんせいのこきつねおなし作也
(三条の小鍛冶と言う。後鳥羽院の御剣うきまると云う太刀を作り、少納言信西の小狐同じ作なり)」と残っているようです。
一条天皇の宝刀「小狐丸」が能「小鍛冶」のエピソードとなるわけですが、明神と作り上げたとされる能のあらすじも、伝説としての意味を醸し出しているのでしょう。
後の世の三条宗近銘の代表作には「天下五剣」の一つ、徳川将軍家伝来の国宝「三日月宗近」が現存しています。
これだけ魅力の宗近さんですが、能「小鍛冶」では助演です。
そこに「稲荷信仰」の尊さが表現されているのかなぁ?