6月17日(日)午後1時開演(正午開場)
梅若会 定式能 6月公演
会場:梅若能楽学院会館(東中野)
能「花 月」
シテ 会田 昇
ワキ 工藤 和哉
アイ 高野 和憲
地頭 梅若 実(人間国宝)
笛 栗林 祐輔
小鼓 大倉源次郎(人間国宝)
大鼓 柿原 崇志
狂言「膏薬煉」
シテ 野村 萬斎
アド 中村 修一
能「富士太鼓」
シテ 松山 隆之
子方 松山 絢美
ワキ 村瀬 提
アイ 野村 裕基
地頭 梅若 紀彰
笛 熊本俊太郎
小鼓 幸 正昭
大鼓 柿原 弘和
仕舞「通 盛」
シテ 松山 隆雄
仕舞「草子洗」
シテ 川口 晃平
能「大 会」
シテ 山中 迓晶
ワキ 角当 直隆
アイ 深田 博治
地頭 小田切康陽
笛 竹市 学
小鼓 清水 和音
大鼓 大倉慶乃助
太鼓 小寺真佐人
◇「 花月 (かげつ) 」の見どころ
「隅田川」「自然居士」「櫻川」などに残る人商人。「人身売買」は当時の日常でもありました。それらの作品では大人が子供を想う風情に共感を覚えるものです。「花月」では攫われた少年自身を主人公とする特異な演出。名前に現れる「花」「月」は自然への興趣を、弓にまつわる唐土の故事や殺生戒は仏教感を漂わせます。これらの少年がもつ見識は、天狗と共に諸国を流浪する中で培われたものであり、聡明な若者の生命力、華やかな芸尽くしを楽しめる作品です。間狂言による大胆な舞台展開も見どころです。
◇「 富士太鼓 (ふじたいこ) 」の見どころ
狂女・執心・仇討ちの要素が混在する作品です。笠を被って登場するシテには死生観も表現されています。
謡で表現される旅の景色から、対話による現実回帰。亡き富士の憑依も漂う狂い舞う有様。一幕物ですが舞台上で装束替えが行われ、二場面物の要素を兼ねています。
◇「 大会 (だいえ) 」の見どころ
能に登場する「天狗」は滑稽さを持ち合わせた存在。天狗・山伏・鴉は同体に表現されます。僧に命を助けられた恩を返す為に望みを叶える天狗ですが分別の一線を越えてしまい打擲されてしまう。哀愁漂う作品です。
能の演出ではあまり見られない「早変わり」が舞台上で行われます。大仏から天狗への転身はまさに「化けの皮」が剥がれるかの様子。ご期待ください。
多彩な三番、お見逃しなく!
◇お申込み方法
席種枚数、お名前、郵送先、連絡先を明記の上ご連絡ください。
※頂きました個人情報はチケットの発送・能楽公演のご案内以外に使用することはございません。
※本公演は松山にお申し込み頂くと、1,000円引きの優待にてご提供となります。
~ 優待適用後の代金
正面指定席 7,000円
自 由 席 6,000円