• 2016/8/17 第29回相模原薪能

    小鍛冶 黒頭について(←こちらをクリック)

    ※無料公演のご案内です

    「第29回 相模原薪能」
    日 程  平成28年8月17日(水)
    場 所  相模女子大学グラウンド・特設舞台
    (小田急線「相模大野駅」北口より徒歩10分)アクセス
    時 間  18:30開演[開門17:00 開場17:30 終演予定20:15]

    狂言「棒縛り」 三宅右矩 他
    独吟「勧進帳」 梅若玄祥師
    能「小鍛冶 黒頭」 松山隆之(前)/松山隆雄(後)

    http://hall-net.or.jp/takiginou/1342/

    お近くの方、是非お寄せください。

    チラシ-396x560


  • 2016/7/17 梅若会定式能

    7月定式 簡易解説

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    梅若会7月公演のご案内

    能「三井寺」にて、次女・結美、地頭・梅若玄祥師(人間国宝です♪)
    能「舎利」にて、松山が舞台を務めます。

    7月は玄祥師の仕舞「芭蕉」も予定されています。

    是非お寄せください。

    2016年7月17日(日)13:00開演
    「梅若会定式能」
    能「通小町」、能「三井寺」、能「舎利」、狂言「墨塗」(他 仕舞三番)

    おおよそのタイムテーブルは
    13:00  「通小町」
    14:30過ぎ「三井寺」千満丸(結美)
    16:30頃 「舎 利」韋駄天(隆之)

    中途入退場出来ます。

    簡易解説(PDF)も是非お目通し下さい。


  • 2016/6/19 梅若会定式能

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    2016年6月19日(日)13:00開演
    梅若会定式能
    能「嵐山」、能「杜若」、能「藤戸」、狂言「雷」(他 仕舞三番)

    おおよそのタイムテーブルは
    13:00  「嵐山」
    14:30過ぎ「杜若 恋之舞」 シテ 松山隆之 地頭 梅若玄祥師
    16:30頃 「藤戸」

    中途入退場出来ます。

    梅若玄祥師の地謡は絶品です!

    かの尾形光琳は能楽に精通していた人物で、「杜若」を多くの作品の題材に使用しています。
    なかでも「燕子花図屏風」は、国宝の指定を受けていますが、
    そのパノラマ感は能楽を意識して書き上げたものと、私は以前から感じています。

    曲の概要は、
    草木、杜若の精霊が伊勢物語(在原業平)によって成仏出来た喜びを主題に、
    華やかに彩られた一曲です。

    この曲、穏やかな動きの中に、色濃い杜若が表現されます。

    草木や、石など、心を持たないとされるものは「非情」と種別され、
    「非情は成仏出来ない」という考えがあります。
    しかし、反して皆、悉く成仏出来るという教えもある。

    古く業平は、仮の姿として現世に現れていた歌舞の菩薩であり、
    業平の詠んだ歌は菩薩の御言葉だから。

    故に、「かきつばた」は草木国土悉皆成仏、召されて行きます。

    その和歌は、
    折句「かきつばた」

    か らころも
    き つつなれにし
    つ ましあれば
    は るばるきぬる
    た びをしぞおもう

    そして、世阿弥の娘婿にあたる禅竹の作品、
    細やかにセオリーを守っている作品だと思います。

    義父の「幽玄」を守った一番。

    ご興味の方、松山までお気軽にお申込みください。

    鑑賞券(前売り価格)
    正面指定席 7千円
    自由席      6千円
    ※ 松山へのお申込み時の割引料金です。

    ※「定式能」「梅流会」は、松山の所属する梅若会の自主公演です。
    松山へご用命頂きますと、1,000円割引にてご案内させて頂きます♪

    追記 2016/06/03 公演記録に杜若の詞章を載せました。


  • 平成28年 1月 梅若会

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    新年 明けましておめでとうございます。

    本年も何卒よろしくお願いします。

    年明けのお導きです。

    元日 15時~16時
    [[[ 梅若謡初之式 ]]]
    梅若能楽学院会館(東中野2ー6ー14)
    「入場無料」

    玄祥師の舞囃子の他、仕舞と連吟の催しです。

    楽屋ではお屠蘇の盃が交わされ
    厳かに一門が集います。

    お近くにいらしたら是非お立ち寄りください。

    1/11(月・祝)13時~16時半ほど
    [[[ 定式能 初会 ]]]
    「翁」「絃上」
    梅若能楽学院会館(東中野2ー6ー14)
    「有料公演 前売り 6,000円(当日 7,000円/事務局扱い)」

    今年は玄祥師の翁に始まる一年です。

    ご興味の方は松山(前売り分)まで ご連絡ください。


  • 2016/1/17 Salon de 能楽ことはじめ

    A5能楽講座

    地元で触れる伝統芸能
    https://www.library.city.edogawa.tokyo.jp/TOSHOW/wp/index.php/archives/8761

    平成28年1月17日(日)14:00~15:30
    江戸川区立 東部図書館に於いて無料講座が予定されています。

    予定内容は「観る、聴く、やってみる」の入門講座です。

    お問い合わせは
    03(5666)1022
    江戸川区立東部図書館 まで


  • 2015/6/21 梅若会定式能

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    梅若会 定式能 「景清」「海人 窕」 他

    平成27年 6月 21日(日) 午後 1時開演
    於・梅若能楽学院会館

    梅若会では本年一年間を御先代の追善会とし、
    お弔いに因む演目が連ねられております。
    6月の公演では「親子」をテーマに、
    「景清」「海人」が上演されます。

    「景清(かげきよ)」
    史実にも強者として名高い景清は平家の盛衰、行く末の儚さを憂いて
    自ら両目を穿ち盲目となり日向(宮崎)で余生を過ごしています。
    そこへ、鎌倉に残していた娘が遙々、父を尋ねて日向まで訪れます。

    落ちぶれた自身の姿を恥じて娘を避ける親心、遊女との間に娘として
    産まれた身の不遇を嘆く子。
    親子両者の感情描写は二番目物(武将の演目)のなかでも特異な演出で
    勇者・景清の人間性を映し出す設えの一曲です。

    「海人 窕(あま くつろぎ)」
    「藤原房前」の出生説話からなる一曲です。

    彼は祖父に大化改新で有名な「中臣鎌足(後ノ藤原鎌足)」、
    父に「藤原不比等(淡海公)」をもち、藤原北家の始祖とされます。
    高貴な人物ですが、身分の卑しい海人を母にもつとの説話が室町期より伝わります。

    作品構成としては、母と子・陸と海中・現世とあの世といった、
    多くの対比描写が楽しめます。
    なかでも「玉ノ段」の下りでは、謡も舞も聞きごたえ見ごたえのある、
    人気の一場面です。
    室町時代から伝わるこの曲には、「人力による演出の可能性」が詰まっています。
    古人は三間四方の限られた舞台空間を多様に演出しました。
    それは現代人にも感受出来るモノと確信します。今回も極彩色となり
    皆様の心に刻まれることでしょう。

    私事、今回は追善を意として、物語の中心に親子を彩って表現したいと思っています。
    そこで難しいのは後場の法華経の功徳を、どのように解釈し演ずるかでしょう。
    また、絢美との本格的な共演は初めてとなり、
    これまでに玄祥先生に多くの舞台を踏ませて頂いている子ですので、
    私にとって最もコワ~イ眼差しが間近から向けられている一番、心して勤めます。

    能の他、狂言・仕舞も充実した一日です。是非ともご高覧賜りたく、ご案内申し上げます。

    指定席7,000円 (通常8,000円)
    自由席6,000円 (通常7,000円)

    ※ 正面席のみ指定席のご用意が可能です。
    こちらでのお申込みで 1,000円引きのご優待を致します。


  • 2015/6/14 能「関寺小町」

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    特別公演のご案内

    五十五世梅若六郎 三十七回忌 追善能 「関寺小町(せきでらこまち)」 他
    平成27年 6月 14日(日) 午後 1時開演
    於・国立能楽堂

    関寺小町とは・・・

    小野小町をシテとする老女物です。
    老女物のなかでも「姨捨」「檜垣」「関寺小町」は、「三老女」と称される秘曲ですが、
    なかでも「関寺小町」は能の頂点とされる最奥の秘曲であり、滅多に上演されません。

    先日、「下申合」が行われました。
    私は楽屋裏から拝見させて頂いておりましたが、そのお姿に感涙しました。
    能の持つ「幽玄」とはこうも「純粋」で「永遠」を感じるものなのかと。

    この度の「関寺小町」は、梅若玄祥師にとりましても、東京では初めての上演となります。
    その至芸だけでも貴重な舞台ですが、御先代へのお追善としても最高のお供養です。

    自信を持ってお勧めできる公演です。
    一人でも多くの方にお運び頂きたく、ご案内申し上げます。

    お申し込み・ご連絡、お待ち申し上げております。

    本公演は全席指定となります。

    正 面  SS席  12,000円
    S席  10,000円
    中正面   S席  10,000円
    中・脇正面A席   8,000円

    学生席もあります!!

     


  • 2014/11/16 梅若会別会能

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    来る11月16日(日)、梅若会別会能のご案内です。

    別会能とは月ごとの定例と区別し「より華やかな演能会」をさします。
    是非とも最後までお目通し頂きたく存じます。

    [[ 梅若会別会能 ]]
    本年11月16日(日) 午前11時開演 午後4時半頃終演

    能「張 良」 シテ 梅若玄祥  ツレ 梅若紀彰  ワキ 御厨誠吾
    能「三 輪」 シテ 山崎正道  ワキ 宝生閑
    能「安達原」 シテ 松山隆之  ワキ 福王和幸
    狂言「鎌腹」 シテ 山本則俊 他

    ~当日の能のご紹介

    「張良」
    本年、人間国宝の認定を受けられた「玄祥師」が若いワキ方の披キを見守ります。
    ワキの活躍する能です。
    曲名の張良をワキが演じ、彼に兵法を相伝した黄石公をシテが演じます。
    ワキの立ち舞う部分が多く、中にも「反り返り」で荒波にもまれる様を舞い現すなど、
    ワキの習い曲(重要な曲)となります。
    また、石公が張良への試練として沓を蹴捨てる際には
    背後に控える後見が眼光鋭く目付けに投げ捨てるという独特な演出も楽しめます。
    稀に勢い余って舞台下に落ちてしまうこともある緊張の場面です。
    その際の対処は口伝として伝えられています。

    「三輪」
    人間国宝「宝生閑師」の空間創りを堪能出来る一曲です。
    観世流宗家相伝の小書「誓納」に対し、京都・片山家の演出小書「白式神神楽」。
    通常の三輪に登場する後シテは祝子に憑依した三輪明神ですが
    小書によってシテは明神本体に替わります。
    役者が神を演じるという禁忌に触れる小書となり、とても丁重に扱われている作品です。
    天照大神の「天岩屋戸」の物語を緩急抑揚豊かに表現され、より華やかな演出を楽しめます。

    「安達原」
    豪華キャストの一日に「松山」を加えて頂きました。
    『拾遺和歌集』雑下、「みちのくの安達原の黒塚に鬼こもれりと聞くはまことか」(平兼盛)
    卑賤の老女が修験の僧に宿をもてなし、生業としての糸紡ぎをみせます。
    やがて秋の夜寒に暖をとる為、薪をとりに山に出かける老女。
    その間に老女の正体を知り逃げ出す僧達を老女は鬼女となり一行に襲い掛かる。

    「葵上・道成寺・安達原」は「般若面」の使用曲、それぞれ白赤黒と区別されます。

    小書「長糸之伝」によって、より誇張される枠枷輪の写実表現、
    都の優美な情景描写、シテと地謡の掛け合う謡は都の賑わいと陸奥の孤独感までも感じさせます。
    小書「急進之出」では留守中の約束を破った僧一行へ強烈に迫りかかる鬼女を現します。
    小書「黒頭」では通常の鬘姿を頭姿(チラシ写真)に変わり気魄溢れる様が強調されます。
    多数の小書によって様々な対比を駆使した能らしい演出が楽しめます。

    とても充実した一日です。是非ともご高覧賜りたく、ご案内申し上げます。
    ご多忙の事とは存じますが、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

    正面席 10,000円(全指定)
    自由席 8,000円
    学生席 4,000円