Archives for 11月 2017

2017/11/25 能楽ことはじめ ~地元で始める隠れ家講座~

図書館での能楽講演(無料)を予定しています。

実技から素朴な質疑応答まで。
ご興味の方、会場でお会いしましょう♪

https://www.library.city.edogawa.tokyo.jp/toshow/event/event_2031.php

コメントはまだありません

2017/12/17「梅若会定式能 納会」

◇平成29年12月17日(日) 13時開演 17時頃 終了予定

「梅若会定式能 納会」  於・梅若能楽学院会館(東京都中野区東中野)
能「氷室」、能「巻絹」(他 狂言、仕舞数番)

松山の今年の定式シテ番、納会が目前に迫って参りました。

今回ご紹介の演目は、能「氷室」シテ 松山隆之

◇どんな曲?
「氷室神事」を今に伝える演目で、翁がエブリを持ち氷を室に集める姿や明神が氷を守護する姿が勇壮に表現される具現的かつ象徴的な能です。
冬のうちに氷を室に保管して夏に天皇に献上してきた謂われも語られ泰平の御代を寿ぐ一曲でもあります。

元来、晩春の作品で、能「氷室」を通して寒気との別れを喜び、心も和らぐなか、夏への心掛けを努めてきたのでしょう。松山も冷暖房の無かった時代の人々が自然と共存してきた様子に懐かしさを感じる年齢になりました。

明神が守護する「薄氷」。近年では初夏の和菓子にこれらを見立てた品々が店先に並び涼の先取りに氷が対象にされるようです。この度は冬の最中での上演ですので、少し早めに春を感じられるように取り組みたいと思っています。

また、巻絹は歌道の誉れを伝える人気曲です。
音曲としても親しまれてきた作品です。

万障お繰り合わせの上、ご来場お待ち申し上げております。

正面指定席(7,000円)
自 由 席(6,000円)

※定式は松山へのお申し込みにより、事務局購入より1,000円引きでのご提供となります。
(上記は適用後の代金です。)

コメントはまだありません

2017/11/23「梅若会別会能 偲ぶ会」

◇「梅若会別会能 偲ぶ会」 於・梅若能楽学院会館(東京都中野区東中野)

平成29年11月23日(木・祝) 10:30開演 15:30頃終了予定
舞囃子「当麻」 梅若玄祥 師
能「大原御幸」 梅若長左衛門(ツレ 松山隆之)
能「恋重荷」  梅若紀彰
(他 狂言、仕舞数番)

この秋の別会能は御先代ご兄弟を偲ぶ追善公演です。

「当麻」は、奈良県当麻寺に伝わる「中将姫説話」をもとにした世阿弥の作品。
・今回は舞囃子で、曼荼羅を舞台上に描いたかのようなクライマックス部分をダイジェストでご覧頂きます。
「大原御幸」は、平家物語の最終巻「灌頂巻」を典拠とします。
・壇ノ浦の戦いの後、残された建礼門院の隠棲地・寂光院に後白河法皇が訪れ、これまでの様子が静かに物語られます。
それらは極楽往生を願う人々の想いへと表現されてます。
「恋重荷」は、身分による叶わぬ恋を主題とする世阿弥の代表作の一つです。
・卑賎の老人が女御に恋をするという、現代では想像難い程の格差を骨格に恋心の苦しみを表現します。
恋死ぬ老人がやがては女御の「葉守の神(守護霊)」となることを告げ終曲します。
浅くはストーカー、深くは純愛の一曲です。

何れも特別公演らしい大曲構成、是非お見逃しなく。

正 面 席(10,000円)
正面横席(9,000円)
自 由 席(8,000円)

コメントはまだありません